葬儀とお金と人柄と

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昨日まで普通に歩いて話していつも通りに過ごしていた。

夜中から咳込み明け方血を吐き翌日病院で亡くなった母。
突然すぎて何が何だか解らず泣き崩れる親族とだらだらと涙を流しながら立ち尽くす私。
葬儀という単語が耳に入っても頭に響かない状態で極めて冷静に仕切る親族があれこれ手配しました。
父は「嘘だろ?」と笑ってました。
そりゃこいつらに葬儀の話しても無駄ですわ

現実は容赦なく物事を進め、手配された葬儀会社の車で自宅へ無言の帰宅。

先に自宅に来て掃除と片付けをしてくれた人に礼を言って葬儀会社の人と改めて挨拶をし、
一連の流れを確認するも母のお悔み記事を載せるか新聞社から電話ラッシュ。

近所からはどうした何があったの電話で話が先に進まず、父に葬儀屋さんと打ち合わせ頼むと、「何も解らない」と逃げる始末で、数々のお宅の家庭事情を見てる葬儀会社さんは「慌てなくて大丈夫ですよ」と宥めてくれて有難いやら恥ずかしいやら。

火葬の日の調整が合わず4日程母は生仏で、暑くも寒くもない時期で良かったねと皆で言ってたら、「ドライアイス代かかるだろ、葬儀屋しか喜ばない」と言い放ったのがいて皆凍りつきました。

葬儀屋さんもそこにいていつも穏やかな笑みを浮かべる人が真顔になってました。
亡くなった母も聞いてたかもしれません、何故かと言うと翌日から急に温度が上がってドライアイス追加です。

散々ドライアイスで冷やされ今度は火で焼かれる母。
葬儀って極端で残酷な儀式だなと思いつつ手を合わせる。

参列者は高齢者が多くここで一礼と言ってもなんでそこでという場面もあり、焼香し席に着くも人の席だったり、父は祭壇の花を見て「母さん花好きだったから喜んでるな」と言ってはあの花枯れてるこの花めんこいと落ち着かず。
司会の人の視線が痛かったです優しい微笑でしたが。

葬儀後の会食で葬儀屋さんと打ち合わせしたメニューより立派で。
こっそり担当の人に聞くと「お父さんがこっちの方美味そうだというのでこちらに」と。
予算金額オーバーです。

会食後仕事上葬儀関係の親戚に「あんな立派なのよかったのか?」と心配されました。
葬儀後担当さんに「会員割引にしておきますから」と私に知らせなかった事を平謝りされましたが、美味しい料理と葬儀会社の皆さんの手厚い対応に父も母も満足ならそれでよしとしました。

ドライアイス代の事を言った人は言った翌日から初七日まで高熱が出てたそうです。